キユーピーコミュニティ おはなしダイニングに投稿しました。
小さい頃、祖父が家の裏でしいたけを作っていました。屋外の塀の裏の暗いところに何本も立派な木がずらりと並んでて、祖父が菌を埋めて育てていました。大きく育ったしいたけを孫たちにとらせたい、喜ぶだろうと育てていたんだと思います。田舎に泊まりに行ったとき、よく、「しいたけとってこい」、と祖父に言われ、暗くて木のかげに虫もいそうで怖かった私は、いつも怖くて仕方なかった。嫌だともいえず、姉妹で恐る恐るとりに行ってました。大きくて肉厚でとっても美味しかったしいたけ。でも、子供ながらに怖いしいたけ採りの思い出が今も残っています。今なら、あんな立派なしいたけを食べれるなら喜んでとりにいくんだけどな。今はいないじいちゃん、美味しかったよ。あの時はありがとう。